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箱根霊験躄仇討(はこねれいげんいざりのあだうち)は箱根を舞台にした浄瑠璃です。
「原作は飯沼勝五郎と云う人物の仇討という、1590年の史実を元に、1801年に司馬芝叟(しばしそう)により書かれました。
「躄(いざり) 勝五郎」とその妻、初花は剣客であった親、飯沼三佐衛門の仇討のために旅に出ますが、勝五郎が病気になり、立つ事が出来なくなってしまいます。
初花は夫を車に乗せて手綱を引いて天下の嶮、箱根山を進んでゆきます。時期は晩秋。
この時の初花の台詞、「ここらあたりは山家(やまが)ゆえ、紅葉(もみじ)のあるのに雪が降る」がこの浄瑠璃の名台詞として人気を呼びました。
初花は勝五郎が寝入るのを待って向山の滝で身を清め、箱根権現に夫の病気回復と仇討成就の願を掛けます。
やがて勝五郎は再び立ち上がれる様になり、仇討に成功します。
旧街道沿いに「初花の滝」があります。
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